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日本の紫陽花の季節と名所

hydrangea

梅雨が近づいてくると、そろそろ紫陽花の時期だと感じる日本人は少なくありません。ピンクや青など鮮やかに色づく紫陽花は、この季節の主役とも言えます。

夏の季節の観光の一つとして、紫陽花の名所に出かけてみるのはいかがでしょうか。

紫陽花の季節と観光

紫陽花の開花時期は毎年5月〜7月頃です。特に6月の梅雨シーズンに見頃を迎えるため、雨に濡れる艶やかな紫陽花を楽しみに観光スポットを訪れる人も数多くいます。

この時期になると、全国の紫陽花の名所では紫陽花に関するお祭りが催されています。それを目当てに訪れるのも良いでしょう。

お祭りの日程などの情報は、ほとんどの場合、各観光スポットのウェブサイトなどで通知されていますので、行ってみたい場所があれば確認してみてください。

紫陽花の色は土壌の酸性度で変化する

hydrangea colors

紫陽花といえば、ピンクや青の色になることが知られています。観光スポットによっては特定の色の紫陽花が有名なこともありますね。

この色の違いは紫陽花が咲いている土壌の酸性度によって生まれ、アルカリ性の場合はピンク色、酸性の場合は青色になるのです。

白い紫陽花もありますが、こちらは土壌の酸性度に影響を受けない品種なので、どこに咲いていても白色です。

こうした色の違いも紫陽花を楽しむポイントなので、ぜひお目当ての色の紫陽花が咲いているところを探してみてください。

紫陽花が有名な観光スポット

紫陽花の名所として知られるスポットをいくつか紹介します。興味があればぜひ立ち寄ってみてください。

白山神社

東京都文京区にある白山神社は、地元ではあじさい神社とも呼ばれ、6月になると約3,000株もの紫陽花が咲き誇るスポットとなっています。

紫陽花の咲くタイミングに合わせて、神社の境内から隣接する白山公園にかけたエリアで「文京あじさいまつり」が開催されるのもポイントです。コンサートやガイドツアーなど様々なイベントが催されています。

ガイドツアーに参加する場合は、歩きやすい靴を履いてくると良いですね。

白山神社
住所:東京都文京区白山5-31-26
TEL:03-3811-6568
URL:https://www.city.bunkyo.lg.jp/bunka/kanko/spot/jisha/hakusan.html

明月院

明月院は神奈川県の鎌倉にあるお寺で、あじさい寺として有名です。参道は6月になると「明月院ブルー」と呼ばれる青色を持つ紫陽花で埋め尽くされ、訪れた人を魅了します。

また、この時期は花菖蒲もきれいに咲き誇っていますので、紫陽花と一緒に見ておきたいですね。

なお、明月院は500円程度の拝観料がかかりますので、事前に用意しておきましょう。花菖蒲を見る場合は追加で500円かかります。

明月院
住所:神奈川県鎌倉市山ノ内189
TEL:0467-24-3437
URL:https://www.trip-kamakura.com/place/230.html(鎌倉市観光サイト)

護摩堂山あじさい園

新潟県にある護摩堂山の山頂に広がるあじさい園では、約30,000株もの紫陽花が咲き乱れる様を見ることができます。

登山口から約40分かけて遊歩道を登っていくことになるので、ハイキングがてら紫陽花を楽しむことができますね。時間と体力に余裕を持って訪れるようにしましょう。

なお、開花時期になるとあじさい祭りも開催され、登山口周辺では出店販売なども行われます。

護摩堂山あじさい園
住所:新潟県南蒲原郡田上町大字田上(護摩堂山)
TEL:0256-57-6225
URL:http://www.town.tagami.niigata.jp/sightseeing/map/map01.html

三室戸寺

京都にある三室戸寺は、6月になると「あじさい園」を開園して多くの観光客を集めています。約50品種の紫陽花を見ることができる関西エリア有数の名所です。

中でも注目なのが「ハート形」の紫陽花で、これを見つけられると恋が叶うとも言われています。三室戸寺を訪れる際にはぜひとも探してみたいですね。

なお、あじさい園の開園期間中は、大人800円、子供400円の拝観料がかかります(通常は大人500円、子供300円)。

三室戸寺
住所:京都府宇治市莵道滋賀谷21
TEL:0774-21-2067
URL:https://www.mimurotoji.com/

見帰りの滝

日本の滝百選にも選ばれた佐賀県の見帰りの滝は、約40,000株の紫陽花と美しい滝の両方を同時に楽しむことができる観光スポットです。

紫陽花のシーズンにはあじさい祭りが開催され、夜になると滝のライトアップも行われます。遊歩道を歩きながら、森林浴を楽しんでみるのも良いかもしれませんね。

見帰りの滝
住所:佐賀県唐津市相知町伊岐佐
TEL:-
URL:https://www.city.karatsu.lg.jp/bunka/tanbo/shizen/taki.html

紫陽花をイメージしたお菓子

紫陽花の観光スポットへ直接行くのはなかなか難しい、という人は、スイーツで紫陽花を楽しんでみるのも良いでしょう。

紫陽花そのものは食べられませんが、紫陽花を模した美しいスイーツ・お菓子は多数販売されています。

例えば下記は紫陽花をイメージした金平糖です。かわいい色合いのこのお菓子は、小さな子供も喜んでくれそうですね。

hydrangea sweets
Source: Rakuten Global Market

他にも、2020年は販売休止していますが、和菓子屋さんから寒天を使った紫陽花スイーツも出ています。涼しげな見た目が夏にぴったりですね。

また、材料さえ用意できれば自分自身で紫陽花スイーツを作ることも可能です。

こうしたスイーツを楽しみながら、日本の紫陽花の季節を感じてみるのも良いでしょう。

まとめ

6月の梅雨シーズンは出かけるのが億劫になりますが、雨に映える紫陽花を見に行ってみると楽しい時間を過ごせるかもしれません。

神社やお寺であればそのまま参拝もできますので、観光プランとしてもばっちりですね。

紫陽花をイメージしたスイーツも、興味があればぜひトライしてみてください。

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