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日本のエアコンの使用方法

air conditioner

外国人にとって、日本の電化製品を使うのは難しいことの一つです。取扱説明書も日本語表記であることが多く、使いこなすのを諦めてしまっている人も多いのではないでしょうか。

それでも、夏の暑さや冬の寒さを乗り越えるためには、エアコンを使う必要がある人も多いはずです。そこで今回は、一般的なエアコンの使用方法について外国人の方向けに詳しく解説していきます。

リモコンの項目

エアコンを操作するときは、基本的に付属のリモコンを使うことになります。今回は例として、三菱ルームエアコン霧ヶ峰(MSZ-CV2519)のリモコンの各項目を説明していくので、参考にしてみてください。

air conditioner control
日本語English
冷房COOL mode
除湿DRY mode
暖房HEAT mode
切 / 入Off / On
温度Temperature
運転切換Switching operation mode
除湿調整Dehumidification control
パワフルPowerful
タイマー切換Timer switching
時間すすむSet timer forward
時間もどるSet timer back
風速Wind(Fan) speed
風向Wind(Airflow) direction
内部クリーンSelf-cleaning
電流切換Electric current switching
リセットReset

メーカーによって多少文言が異なっている場合もありますが、他のエアコンでも概ねこういった機能が並んでいるはずです。

冷房や暖房だけなら使わないボタンも多いので、必ずしもすべて覚えなければいけないわけではありません。必要な機能だけ覚えておけば良いでしょう。

基本となる機能

air conditioner

エアコンを使用するにあたって基本となる機能について解説していきます。

運転切換

運転切換ボタンを押すと、冷房、除湿、暖房のモードが入れ替わります。夏は冷房、冬は暖房、湿度が気になるときは除湿と使い分けることで、いつでも部屋を快適な環境にすることができるのです。

一度モードを選択したら、運転切換ボタンで再度切り換えるまでは同じモードのままになります。切 / 入ボタンで運転を一旦停止してもそのままです。

温度調節

温度のボタンでは、冷房や暖房の設定温度を調節することができます。16〜30℃くらいまでの範囲で設定できるエアコンが多いですね。

電気料金や環境との兼ね合いで、冷房は28℃、暖房は20℃が一般的に推奨されていますが、その時その時の気温等に応じて上手に調節しましょう。

風速と風向き

「風速」「風向」のボタンを押すと、その名の通りエアコンからでる風の速さや向きを調節できます。風が弱く感じたり、直接冷風が当たって冷えてしまったりした場合には、これらのボタンを使ってみましょう。

なお、「パワフル」ボタンを押すと、風速を一気に強めることができます。他のエアコンの場合、「ハイパワー」のような文言になっていることもありますが、機能はほぼ同じです。

その他の機能

air conditioner

通常の運転以外に搭載されている機能についても見ていきましょう。

タイマー

タイマーを設定することで、帰宅前に部屋の温度を整えておいたり、就寝後に運転を停止したりすることができるようになります。

今回のエアコンの場合は「タイマー切換」ボタンを押すごとに切タイマー、入タイマー、解除の順で切り替えることが可能ですが、切タイマーと入タイマーをそれぞれ別のボタンで用意している機種もあります。

なお、切タイマーは「設定した時間でオフにする」機能で、入タイマーは「設定した時間にオンにする」機能です。

タイマーを入れたら、「時間すすむ」「時間もどる」のボタンを操作し、〇〇時間後、という形で希望の時間をセットします。

除湿調節

除湿調節ボタンを押すと、除湿モードで運転する際の除湿の強さを設定できます。なお、除湿運転をすると、室温がやや下がるという効果もあります。

内部クリーン

エアコンで冷房や除湿を行うと、内部が湿ってカビの発生につながることがあります。内部クリーン機能は、エアコンの内部を乾燥させることでカビやにおいを抑える機能です。

内部クリーンボタンを押して設定すると、エアコンの運転を停止する際に内部クリーン(内部乾燥運転)を自動で行ってくれるようになります。同じボタンで解除できます。

なお、送風や弱暖房によって乾燥させるため、部屋の温度がやや上がることもある点に注意です。また、フィルター掃除をするような機能ではないため、汚れが溜まったら自分で掃除もするようにしましょう。

電流切換

エアコンを使用するとブレーカーが落ちてしまうような場合に、消費する電流を抑えたモードに切り替えるためのボタンです。

基本的に使うことはないですが、どうしても他の家電製品と同時にエアコンを稼働させる必要があり、ブレーカーが落ちてしまうときに試してみてください。

なお、使用する電流を抑えた場合、冷房や暖房が弱く感じることもあります。

リセット

リセットボタンを先の細いもの(ボールペンなど)で押すと、購入時の設定に戻すことができます。リモコンの電池交換を行った際には、リセットボタンも押すようにしましょう。

まとめ

エアコンの機能とリモコンの使い方について、一般的なエアコンを例に挙げて説明しました。様々な機能がありますが、普通に使う範囲であれば、冷暖房の切換や温度調節の方法だけ知っていれば十分でしょう。

エアコン付きの賃貸物件に住む際などは、入居時に不動産会社の人か大家さんに簡単な使い方を聞いておくのも良いですね。

上手にエアコンを活用して、快適な暮らしを手に入れてみてください。

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