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名古屋の魅力:観光スポットや有名な食べ物

nagoya castle

日本の東西を結ぶ大都市・名古屋は、中部地方の経済や行政、文化の中心です。新幹線を使えば東京からは約1時間半、大阪からは約1時間と、他の主要都市からのアクセスも良く、海外からも毎年多くの観光客が訪れています。

この記事では、名古屋を訪れるのにあたって人気の観光名所や、名古屋ならではのグルメ情報をご紹介します。旅行やビジネス出張などで名古屋に足を運ぶ予定のある方は、ぜひ参考にしてみてください。

名古屋ってどんな場所?

nagoya city

約230万人の人が暮らす愛知県名古屋市は、東京、横浜、大阪に次ぐ全国で4番目に大きな街です。

名古屋の歴史は古く、皇位の象徴である三種の神器の一つ「草薙神剣」が祀られた熱田神宮を中心に、中世以前から街が形成されていきました。

やがて江戸時代(1603年-1868年)には、当時幕府のあった江戸(東京)と、天皇の住む京都御所を結ぶ「東海道」の整備により宿場町として栄え、名古屋城が築かれたことで城下町としても発展しました。

近代に入ってからは製造業を中心とした産業都市となり、大都市圏を形づくっていったのです。

有名な観光スポット

新型コロナウイルスの影響により、全国的に不要不急の外出は避けることが推奨されています。詳しくは公的な情報をご確認ください。

名古屋には歴史を学べる場所やものづくりの精神が感じられる施設が多くあります。

名古屋城

nagoya castle
画像引用元:名古屋城公式サイト

この街のシンボルである名古屋城は、徳川家康の命により築城され1615年に完成しました。巨大な軍事要塞としてそびえましたが、戦災によって天守閣をはじめ多くの建造物が焼失してしまいます。しかし戦前の史料をもとにした忠実な復元工事を経て、当時の姿を現在に伝えています。

屋根に輝く金色のシャチホコが目印の天守閣はもちろん、狩野派の絵師による貴重な障壁画が見られる絢爛豪華な本丸御殿も見どころです。

名古屋城
入場料:大人500円、中学生以下無料
営業時間:午前9時~午後4時30分
URL:https://www.nagoyajo.city.nagoya.jp/en/

熱田神宮

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画像引用元:熱田神宮公式サイト

日本の天皇が代々継承してきた鏡・剣・勾玉の3つは「三種の神器」と呼ばれ、このうちの剣が熱田神宮に納められています。草薙神剣と呼ばれるこの剣は、日本の神話に登場する英雄・日本武尊命が用いたと伝えられている伝説の剣です。

残念ながら草薙神剣を実際に目にすることはできないものの、刀剣をはじめ、書跡や絵画、和鏡などを展示している宝物館が境内にあります。日本の古い歴史に興味のある方にはおすすめの場所です。

熱田神宮
料金:無料(ただし宝物館は大人300円、小・中学生150円)
営業時間:24時間参拝可(宝物館は午前9時~午後4時30分)
URL:https://www.atsutajingu.or.jp/en/intro/

トヨタ産業技術記念館

toyota commemorative museum of industry and technology
画像引用元:トヨタ産業技術記念館公式サイト

日本の近代化を支えた繊維産業の歴史のほか、豊田佐吉の息子でトヨタの創業者である豊田喜一郎が情熱を注いだ自動車産業についても紹介し、ものづくりの大切さを広く伝え、受け継ぐことを目的に設置された施設です。

建物は1911年に建てられた趣のある赤レンガ造です。かつて発明家・豊田佐吉が織機の研究開発のために作った工場が活用されています。

館内には、約100台の繊維機械を展示した「繊維機械館」、トヨタの自動車づくりについて学べる「自動車館」のほか、蒸気機関などもあり、大人から子どもまで楽しめる企画内容となっています。

トヨタ産業技術記念館
料金:大人500円、中高生300円、小学生200円
営業時間:午前9時30分~午後5時
URL:http://www.tcmit.org/english/

徳川美術館

tokugawa art museum
画像引用元:徳川美術館公式サイト

江戸幕府をひらいた徳川家康をルーツに持つ、尾張徳川家の至宝が見られる私立美術館です。収蔵品の数は刀剣や甲冑、茶道具、書画、染織品など1万点を超え、保存状態が良く質の高いコレクションを特徴としています。

徳川美術館
料金:大人1,200円、高校・大学生700円、小・中学生500円
営業時間:午前10時〜午後5時
URL:https://www.tokugawa-art-museum.jp/en/

レゴランド・ジャパン

legoland japan
画像引用元:レゴランド・ジャパン公式サイト

世界で8番目のレゴランドとして2017年にオープンしました。日本ではレゴランドは名古屋にしかありません。

日本各地の名所をレゴで再現した「ミニランド」では、名古屋の観光名所もミニチュアの姿で見ることができます。ジェットコースターなど様々なアトラクションも用意されているほか、レゴブロックの形をしたフライドポテトまで食べることができ、レゴの世界観にどっぷりと浸ることができるでしょう。

家族連れの方はもちろん、大人も童心に返って楽しめる施設です。

レゴランド・ジャパン
料金:子ども3,400円〜、大人4,600円〜(ピーク時、オフピーク時によって異なる)
営業時間:日によって異なる
URL:https://www.legoland.jp/en/

有名な食べ物

次に、名古屋に来たらぜひ試してみたいご当地グルメをご紹介します。

味噌カツ

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画像引用元:矢場とん公式サイト

名古屋名物といえば、トンカツに味噌をベースとしたタレをたっぷりとかけた「味噌カツ」が有名です。「八丁味噌」と呼ばれる愛知県で生産されている豆味噌を使ったものが多くあります。

この味噌カツを食べるなら、戦後すぐの1947年に創業した老舗店「矢場とん」へ行ってみましょう。甘辛い味噌のタレが食欲をそそる、本場の味噌カツの味を試すことができます。

矢場とん
料金:定食 1,300円〜
営業時間:(本店)午前11時〜午後9時、店舗によって異なります。
URL:https://english.yabaton.com/

ひつまぶし

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名古屋を代表する食べ物「ひつまぶし」も旅行客に人気のグルメです。日本人が好んで食するうなぎの蒲焼を用いた料理で、「櫃(炊き上がったお米を入れる容器)」でうなぎとごはんを「まぶす」ことから「ひつまぶし」と呼ぶようになったと言われています。

うなぎの風味を味わいつつ、わさびや海苔、ねぎなどの薬味を入れたり、出汁をかけるなどしながら、自分好みにアレンジして食べられるのが魅力です。

140年の伝統を誇る「あつた蓬莱軒」は熱田神宮からほど近くにあります。歴史探訪のついでに足を伸ばしてみるのもおすすめです。

あつた蓬莱軒
料金:ひつまぶし 3,990円
営業時間:午前11時半〜午後8時半
URL:http://www.houraiken.com/english/

きしめん

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画像引用元:きしめん亭公式サイト

うどんに比べると薄くて平たい形状が特徴のきしめんは、リーズナブルな価格で気軽に楽しめる名古屋グルメです。地元の人にも愛されるきしめんは、コシのあるもの、もちもちした食感のものなど、お店によってその特徴が異なりますので、お気に入りのきしめんを見つけてみてはいかがでしょうか。

名古屋駅のすぐそばにある「きしめん亭」では、カレーきしめん、味噌煮込みきしめん、季節限定の牡蛎きしめんなど、個性的なメニューも豊富に取り揃えています。

きしめん亭
料金:きしめん 650円〜
営業時間:午前10時半~午後9時25分
URL:https://www.kishimentei.co.jp/en/

小倉トースト

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トーストにあんことバターをトッピングした「小倉トースト」。意外な組み合わせに驚くかもしれませんが、名古屋の喫茶店文化を味わうのにもよい体験になるでしょう。

名古屋市内で9店舗を展開する「コンパル」では、あんこがたっぷりのった小倉トーストを楽しむことができます。

コンパル
料金:小倉トースト 520円
営業時間:8時~(閉店時間は店舗により異なります)
URL:http://www.konparu.co.jp/

まとめ

東京、大阪からのアクセスも良好で、多様なご当地グルメを楽しめる名古屋。

日本のモノづくりの精神や歴史にも触れることができるため、名古屋から日本の新しい魅力を発見することができるかもしれません。ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

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