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沖縄の魅力:観光スポットや有名な食べ物

一年を通じて暖かく、青く澄んだ海が魅力の沖縄は日本有数のリゾート地としてよく知られています。2019年には国内外から年間1,000万人を超える旅行者が訪れ、過去最高の観光客数を記録しました。

この記事では、多くの人を惹きつける沖縄の魅力を紹介し、観光スポットやグルメ情報も取り上げますので、ぜひ旅行の際の参考にしてみてください。

沖縄はどんな場所?

日本最西端にある沖縄県は、沖縄本島に加えて宮古島や石垣島といった小さな島々から形成されています。沖縄と言えば、本州とは異なる温暖な気候や豊かな自然環境が特徴ですが、音楽、方言、食、工芸といったさまざまな側面からも、沖縄独自の文化を感じることができます。

それもそのはず、沖縄はかつて琉球王国という独立国家でした。琉球王国は1429年から450年間、王政国家として、日本や中国、東南アジア諸国との交流をもちながら発展していました。

1879年に琉球王国は日本国の一部となり、沖縄県が誕生。第二次世界大戦中には、激しい戦いが繰り広げられることとなりました。また、戦後の1945年から1972年まではアメリカの統治下にあったため、アメリカ文化の影響を感じる場所が今でも多く存在します。

沖縄は自然を愛する人、郷土の芸能や音楽に興味のある人、歴史を学びたい人、グルメを楽しみたい人、みんなを受け入れてくれる旅の目的地と言えます。

沖縄で訪れたい観光スポット

新型コロナウイルスの影響により、全国的に不要不急の外出は避けることが推奨されています。詳しくは公的な情報をご確認ください。

まずは、沖縄に行ったらぜひ訪れたい観光スポットを紹介していきます。

首里城

琉球王国のシンボル首里城は、かつての国王の住み処であり、政治・外交・文化の中心として重要な役割を果たしていました。琉球王国時代には3度火災にあい、1945年には沖縄戦により壊滅しましたが、復元工事が行われ、1992年に首里城公園として開園。2019年には正殿が火事被害にあうも、現在は再び公開されています。

日本と中国、それぞれの建築様式を取り入れて建てられた首里城は朱色に輝き、堂々とした佇まいで観光客を迎えてくれます。

首里城
入場料:大人400円、高校生300円、小・中学生160円、6歳未満無料
営業時間:午前8時〜(閉園時刻は季節によって異なります)
URL:https://oki-park.jp/shurijo/en/

古宇利大橋

沖縄に来たら存分に楽しみたいのがエメラルドグリーンの海。古宇利大橋からは絶景を望むことができます。古宇利島と屋我地島を結ぶ約2kmの橋はドライブコースとして人気があり、まるで海の上を走っているような気分が味わえます。

古宇利島の入口にはビーチもあるので、海水浴を楽しみたい人にもおすすめです。

古宇利大橋
料金:通行料無料
住所:国頭郡今帰仁村古宇利

沖縄美ら海水族館

沖縄の海には多様な生き物が暮らす神秘的な世界があります。そんな海の素晴らしさを体感できるように作られたのがこの水族館。大迫力のジンベイザメやマンタが見どころですが、大規模なサンゴ礁の飼育展示や深海で暮らす珍しい生き物たちが見られるのも特徴です。

館外にはイルカやウミガメ、マナティーが無料で見られる場所もあります。

沖縄美ら海水族館
入場料:大人1,880円、高校生1,250円、小・中学生620円、6歳未満無料(午後4時以降の入館は金額が異なります)
営業時間:午前8時半~午後6時半(10月〜2月)、午前8時半~午後8時(3月〜9月)
URL:https://churaumi.okinawa/en/

ひめゆりの塔/ひめゆり平和祈念資料館

第二次世界大戦中、犠牲となったひめゆり学徒隊(沖縄師範学校女子部と沖縄県立第一高等女学校の生徒たちと教師)の鎮魂のため、戦争が終結した翌年の1946年、慰霊碑としてひめゆりの塔が建てられました。

1989年、塔の隣に作られたひめゆり平和祈念資料館は、彼女たちに起こった悲劇や戦争の悲惨さを知り、平和の尊さを学べる場所となっています。

ひめゆり平和祈念資料館
入場料:大人310円、高校生210円、小・中学生110円
営業時間:午前9時〜午後5時25分
URL:http://www.himeyuri.or.jp/EN/info.html

琉球ガラス村

糸満市にあるガラス工房で、創作意欲のある方には特におすすめです。吹きガラスの体験、シーサーの色付け、ガラス素材のアクセサリー作りなど、多様なワークショップが用意されており、世界で一つだけのお土産を作ることができます。

琉球ガラス村
入場料:無料(ワークショップ参加費は別途かかります)
営業時間:午前10時~午後4時30分
URL:https://www.ryukyu-glass.co.jp/en/

国際通り

那覇市にある大きな通りで、約600もの店舗が立ち並びます。ちんすこう、紅芋タルトなど沖縄名物のスイーツをはじめ、たくさんのお土産を見つけることができます。

お土産を選ぶのにぴったりの場所ですが、飲食店も多くありますので食事を楽しむのにもおすすめです。

沖縄で楽しみたいグルメ

次に、沖縄ならではの美味しい食べ物と飲み物をご紹介します。

沖縄そば/ソーキそば

元々は宮廷料理でしたが、現在は大人から子どもまで地元の人みんなに愛される沖縄の麺料理。「沖縄そば」という名前で呼ばれますが、麺の原料にはそば粉ではなく小麦粉が使われています。

カツオ節と豚骨から出汁を取ったスープは、さっぱりとしていて暑い中でも食べやすいのが特徴。豚の三枚肉、かまぼこに加えて、生姜が中に入っている場合もあり、よいアクセントになっています。現地の言葉で「ソーキ」と呼ばれる骨つきのあばら肉を使った場合は「ソーキそば」と呼ばれます。

「OKINAWA SOBA EIBUN」では定番から変わり種まで多様なメニューが用意されています。

OKINAWA SOBA EIBUN
料金:沖縄そば 750円〜
営業時間:午前11時~午後5時(水曜日定休)
URL:https://sobaeibun.okinawa/

泡盛

「泡盛」は琉球王国時代から愛されてきた、お米を原料とした蒸留酒です。ロックや水割りはもちろん、炭酸水で割ったり、カクテルにして飲む方法があります。

銘柄によって風味や香りの豊富なバリエーションがあり、さらに新酒と時間をかけて熟成された古酒では味わいが異なります。お土産として購入するのも良いですが、お酒好きの方ならぜひ現地のお店で味わうのがおすすめです。

国際通りにある「海音(みおん)」では多様な泡盛を取り揃え、島唄ライブも開催されています。島唄に耳を傾けながら泡盛を楽しむ、沖縄ならではの夜が楽しめることでしょう。

海音(みおん)
料金:泡盛 380円〜
営業時間:午後5時~午後11時半
URL:https://mion.owst.jp/en/

あぐー豚

豚肉は琉球王国時代から人々に好まれよく食べられてきた食材ですが、現在でも沖縄の食文化には欠かせない存在です。「あぐー豚」は沖縄のブランド豚で、約600年前に中国からもたらされた豚がルーツ。柔らかい肉質、低コレステロール、高コラーゲンを特徴とします。

「食彩酒房 まつもと」では、このブランド豚をしゃぶしゃぶで味わうことができます。

食彩酒房 まつもと
料金:あぐーしゃぶしゃぶセット 5,500円
営業時間:午後5時半~午後10時半
住所:那覇市松山1-8-5 オーキッド松山1F

サーターアンダギー

沖縄名物のお菓子と言えばサーターアンダギー。小さめのドーナツなようなもので「サーター」は砂糖、「アンダギー」は油で揚げたものを意味します。

シンプルな材料で作られた素朴なお菓子ですが、外はカリカリ、中はふわっとした食感に加え、口の中に広がるほのかな甘味に、やみつきになることでしょう。沖縄の家庭でもよく作られますが、街中でも売られている揚げたてをぜひ味わってみてください。

老舗の「松原屋製菓」ではさまざまな味のサーターアンダギーが売られています。

松原屋製菓
料金:サーターアンダギー 60円〜
営業時間:午前9時〜午後9時
住所:那覇市松尾2-9-9

まとめ

沖縄では、本州とは異なる独自の生態系や文化に触れることができ、非日常を味わうのにぴったりな場所です。現地の人たちの明るく温かい人柄に触れ、ゆったりとした時間を過ごせることでしょう。

沖縄を一度訪れたらそのとりこになってしまう人も多いですが、きっとその理由がわかるはずです。