文化

日本で飲酒可能になる年齢と飲み会でのマナー

kanpai

日本には日本酒やビール、チューハイ、ハイボールなど様々なお酒があります。コンビニなどでも手軽に手に入るため、日常的に楽しんでいる人も少なくありません。

しかし、当然ながら購入時には年齢確認をされることもあります。今回は日本での飲酒ルールや飲み会に誘われた時のマナーなどについてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

日本で飲酒ができる年齢は?

cigarette and liquor sign

日本において飲酒ができる年齢は、20歳からと定められています。日本人は20歳で成人を迎え、その時に初めて飲酒と喫煙が解禁されるのです。

コンビニやスーパーでお酒を購入する際は、年齢確認が行われます。特に、20歳未満に見える人は、年齢のわかる身分証明書の提示が求められる可能性が高いです。提示できない場合には販売を断られることもあります。

お酒を飲んだり購入したりする場合には、こうした年齢確認が行われることがよくありますので、身分証明書は常に持ち歩くようにしましょう。

ちなみに、20歳未満の人の飲酒はもちろん、そうした人たちに飲酒を勧めることも法律違反です。楽しい時間を共有したいからといって、成人していない人にお酒を勧めてしまうことのないように気をつけてください。

飲み会におけるマナーと注意点

drinking party with co-worker

世界各国それぞれ、飲みの席では色々と形式が違うことも多いと思います。日本の場合、飲み会にはどういったマナー・注意点があるのでしょうか。

もちろん絶対に守らないといけないものではありませんが、これからお伝えするようなマナーを気にする人もいるということを知っておくと便利かもしれません。

仕事関連の人との飲み会

日本において、職場の同僚や上司・部下とお酒の席でコミュニケーションを取る機会は少なくありません。特に上司と行くときなどは、下記に気をつけてみましょう。

上司には上座に座ってもらう

日本には、席に「上座」「下座」という概念があり、偉い人ほど上座に座るというマナーがあります。

一般的には入り口から一番遠い場所が上座です。職位の高い人には上座に座ってもらい、幹事や若手は下座に座って料理の注文などを担当することが多いです。

また、特に厳しい人だと、グラスが空になりそうだったらお酒を追加するかどうか確認するように求めてくる場合があります。注文を担当する若手に気づいてほしいと考える人もたまにいるので、大事なお客様やかなり職位が上の上司などと飲み会に行く際は気をつけてみると良いかもしれません。ただ、これは若手からすると大変なので、自分が上司にあたる場合には強制しないようにすると喜ばれるでしょう。

飲み物が揃ったら乾杯する

日本の飲み会では、自分の注文したお酒が先に届いた場合でも、テーブルの全員のお酒が到着するまで口をつけずに待つことがよくあります。そして、全員分のお酒が揃ったら乾杯の挨拶を行い、そこで初めて飲み始めるのです。

この風潮があるため、一番最初に注文するのはスピーディに到着しやすいビールが良いと考える人もいます。この「とりあえずビール」という注文のしかたは日本独特の文化といえますね。

ただし、最近はビールにこだわらず、各々が好きな飲み物を頼むべきだと考える人も増えてきました。そもそもアルコール類が苦手な人もいるため、強制はしない方が良いでしょう。

ちなみに、乾杯時にグラスを合わせるときには、自分のグラスを相手のグラスより少しだけ下げるというマナーもあります。目上の方や年上の方と乾杯する際のポイントとして、覚えておくと良いかもしれませんね。

ご馳走になった場合はお礼を言う

仕事の関係の人とお酒を飲みに行った場合、その場で一番職位の高い人が多めの金額を支払ったり、全額奢ってくれたりすることがあります。

その場合は、ご馳走になったことに対してお礼を言うようにしましょう。

マナーに厳しい人の場合、食事が終わったタイミングと、その次の出勤の際の2回に渡ってお礼を伝えてほしいと考えていることもあります。念の為、次の出勤日に顔を合わせた際に「先日はごちそうさまでした」と再度伝えると好印象かもしれませんね。

カジュアルな友達との飲み会

友人と飲み会に行く場合は、仕事関係の人と行く場合と違って細かいマナーを気にせずに楽しむことができます。上座を気にする必要もなければ、奢られることもないでしょう。

乾杯のタイミングくらいは合わせることが多いので、全員の飲み物が揃うまで待ってあげると良いかもしれませんね。逆に、友人の注文したお酒が先に到着した場合は、「先に飲んでて良いよ」と伝えてあげると相手に気を遣わせることがなくなるでしょう。

ただ、友人同士であっても礼儀は持つべきなので、酔いつぶれて迷惑をかけてしまうのは避けましょう。自分の許容量を超えて飲みすぎない、というのがマナーだといえますね。

まとめ

日本では、20歳になると飲酒が解禁され、居酒屋でお酒を注文したり、コンビニでお酒を購入したりすることができるようになります。

飲み会のマナーは多数ありますが、相手との関係性次第ではほとんど気にする必要がないこともあります。お互いに楽しいコミュニケーションを取ることの方が重要なので、この記事で紹介したマナーは必要に応じて参考にしていただければと思います。

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